IT転職ガイド

未経験情シスの面接で聞かれる質問15選|通過率を上げる回答例

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未経験から情シス(情報システム部門)や社内SEへ転職したいものの、「面接では何を聞かれるのか」「IT実務がないと採用されないのではないか」と不安を感じる方は少なくありません。
情シスは、社内PCやネットワークの管理、問い合わせ対応、業務システムの導入、ベンダーとの調整、情報セキュリティ対策など、技術とコミュニケーションの両方が求められる仕事です。
本記事では、未経験者が情シス面接で評価されるポイント、面接前の準備方法、よく聞かれる質問15選と回答例、好印象につながる逆質問までをわかりやすく解説します。
事務・営業・接客などの経験をIT業務への適性として伝え、通過率を高めるための具体的なヒントを確認してください。

Contents
  1. 未経験から情シスを目指すエンジニアが面接で評価されるポイント
  2. 未経験情シスの面接前に行う準備|回答の軸をつくる4ステップ
  3. 志望動機・転職理由で聞かれる質問5選|未経験から情シスになるには
  4. スキル・経験について聞かれる質問5選|実務未経験を強みに変える回答例
  5. 適性・働き方について聞かれる質問5選|社内SEとして信頼を得る回答例
  6. 面接官に好印象を残す逆質問|情シスの求人で確認したいこと
  7. 未経験情シスの面接で落ちる回答と通過率を上げる伝え方
  8. 未経験から情シス転職を成功させるために|面接後の行動チェックリスト
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未経験から情シスを目指すエンジニアが面接で評価されるポイント

未経験から情シスを目指す場合、面接官は高度な開発経験の有無だけで合否を決めるわけではありません。
自社の利用者である社員を支えられる対人スキル、問題を切り分けて解決へ導く力、知らない技術を継続して学ぶ姿勢、業務を正確に進める責任感を総合的に確認しています。
特に未経験者は、「できないこと」を並べるよりも、現在持つ経験を情シス業務でどう再現できるかを具体的に説明することが重要です。
また、求人ごとに担当範囲は大きく異なるため、応募企業が求める役割を理解したうえで、自分の強みを合わせて伝えましょう。

情シス・社内SEの仕事|ヘルプデスクから企画・運用までの業務を理解する

情シス・社内SEは、社内のIT環境を安定して利用できる状態に保ち、事業や業務の課題をシステムで改善する役割を担います。
小規模な会社では一人または少人数で幅広い業務を担当し、大企業ではヘルプデスク、インフラ、業務システム、セキュリティなどに分かれることがあります。
面接では「PCが好きです」だけで終わらせず、社員の困りごとを解決し、会社全体の生産性や安全性に貢献する仕事だと理解していることを示しましょう。
開発を外部ベンダーへ委託する企業も多いため、プログラミング力だけでなく、要件整理や進捗管理、関係者との調整力も重要になります。

  • PC・スマートフォン・アカウントのセットアップと資産管理
  • 社内ユーザーからの問い合わせ対応とトラブルの一次切り分け
  • ネットワーク、クラウド、グループウェアなどの運用管理
  • 業務システムの導入、改修、ベンダー調整、マニュアル作成
  • アクセス権限管理、脆弱性対策、教育を含む情報セキュリティ対応

未経験者でも採用される企業が重視する知識・スキル・人物像

未経験歓迎の情シス求人でも、完全に知識が不要という意味ではありません。
採用企業は、WindowsやMicrosoft 365、Excel、ネットワーク、クラウド、情報セキュリティといった基礎を学び、入社後も自走して吸収できる人材を求めています。
同時に、情シスは多様な部署と関わるため、専門用語を相手に合わせて言い換える説明力、依頼内容を正確に確認する傾聴力、急な障害時にも冷静に対応する姿勢が評価されます。
資格や学習内容は有効ですが、取得した事実だけでなく、何を理解し、業務でどう役立てたいかまで伝えることで説得力が増します。

評価される要素未経験者が示す方法
IT基礎知識ITパスポート、基本情報技術者、Microsoft 365、ネットワーク基礎などの学習内容を説明する
問題解決力前職で発生したミスや問い合わせに対し、原因確認から改善まで行った経験を話す
対人対応力相手の知識量に応じて説明し、要望を整理した接客・営業・事務経験を示す
学習継続力学習計画、実際に試したツール、今後身に付けたい領域を具体的に伝える
責任感個人情報や業務停止の影響を理解し、確認・記録・報告を徹底する姿勢を伝える

「情シスはやめとけ」といわれる理由と、面接で確認すべき働き方

「情シスはやめとけ」といわれる背景には、問い合わせが集中しやすいこと、少人数部署では担当範囲が広いこと、障害時に時間外対応が発生する可能性があることなどがあります。
一方で、社内の業務改善に長期的に関われること、利用者から直接感謝を得やすいこと、インフラ・セキュリティ・企画など幅広いキャリアを築けることは大きな魅力です。
面接では待遇だけを尋ねるのではなく、体制、担当範囲、障害対応の頻度、教育制度を確認し、自分が長く力を発揮できる環境かを見極めましょう。
企業研究ができていることを示すためにも、業務の厳しさを理解したうえで志望している姿勢が大切です。

  • 情シス部門の人数と、入社後に担当する業務の範囲
  • 問い合わせ件数、一次対応の方法、エスカレーションの体制
  • 夜間・休日の障害対応の有無、頻度、代休や手当のルール
  • 内製開発とベンダー委託の割合、利用している主要ツール
  • 未経験者向けのOJT、研修、資格取得支援の内容

未経験情シスの面接前に行う準備|回答の軸をつくる4ステップ

未経験者の面接対策では、想定質問を丸暗記する前に、回答の軸をつくる準備が必要です。
軸とは、「なぜ情シスなのか」「なぜこの企業なのか」「これまでの経験をどう生かすのか」「入社後に何を学び、どう貢献するのか」という一貫したストーリーを指します。
この軸がないまま回答例だけを使うと、どの会社にも当てはまる志望動機になり、面接官に本気度が伝わりません。
求人情報、企業研究、経験の棚卸し、IT学習の整理という4ステップを行い、自分の言葉で説明できる状態をつくりましょう。

求人情報から情報システム部門の業務範囲と必要な経験を読み解く

求人票を見る際は、「未経験歓迎」という言葉だけで応募を判断せず、仕事内容と歓迎条件を細かく読み解きましょう。
たとえば、PCキッティングやヘルプデスクが中心の求人と、基幹システムの刷新やセキュリティ統制を担う求人では、入社時点で求められる知識や経験が異なります。
業務内容に出てくる製品名、クラウドサービス、OS、ネットワーク機器、利用部門を調べると、面接で準備すべき話題が明確になります。
必須条件を満たしていない場合でも、近い経験や学習で補える要素を洗い出し、採用後に早く戦力化できる根拠として伝えてください。

求人票の記載確認するポイント面接での伝え方
ヘルプデスク・キッティング対応件数、対象端末、手順書の有無正確な確認、相手に寄り添う対応経験を示す
社内インフラ運用クラウド、ネットワーク、ID管理の範囲基礎学習と、運用を止めない責任感を伝える
システム導入・改修内製か外注か、担当する工程要望整理、調整、改善提案の経験を結び付ける
セキュリティ対応規程整備、教育、監視、監査の担当範囲情報を慎重に扱った経験と学習意欲を話す

企業研究で確認する事業・業界・システム課題と志望動機への活かし方

企業研究では、公式サイトの事業内容、ニュースリリース、採用ページ、IR情報、サービス利用者の特徴などを確認します。
そのうえで、「この企業は何を大切にし、ITにどのような課題や可能性があるか」を自分なりに考えることが重要です。
たとえば拠点拡大中の企業ならアカウント管理や端末運用、DXを推進する企業なら業務フロー整備やシステム定着、個人情報を扱う企業ならセキュリティが重要テーマになりやすいでしょう。
ただし、外部から断定するのは避け、「公開情報からこのように感じたため、入社後に理解を深めて貢献したい」と謙虚に伝えることが大切です。

  • 企業の主力事業、顧客層、拠点数、従業員数の変化
  • 中期経営計画や採用ページに記載されたDX・IT活用方針
  • 新サービス、組織再編、海外展開、M&Aなどの最新ニュース
  • 利用者や現場社員の業務を支えるうえで必要になりそうなIT環境
  • 自分の経験・興味・学習内容と接点がある領域

職務経験がなくてもアピールできる事務・営業・接客経験の棚卸し

情シス未経験でも、前職の経験には面接で生かせる要素が数多くあります。
事務職ならデータの正確な管理、業務手順の改善、Excel活用、関係部署との連携が強みになります。
営業職なら顧客や社内関係者の要望を聞き出す力、優先順位を付ける力、提案力が評価されます。
接客職なら、ITに不慣れな利用者にも落ち着いて対応する力や、相手の状況を把握して説明を変える力を示せます。
経験を話すときは、担当業務の説明だけで終わらせず、課題、行動、結果、そこから得た学びを整理し、情シス業務との共通点を明確にしましょう。

資格・プログラミング・ネットワークの基礎知識を回答に結び付ける

資格取得や独学は、未経験者の学習意欲を示す有効な材料ですが、資格名を伝えるだけでは十分ではありません。
「ITパスポートで情報セキュリティと業務プロセスを学び、社員が安全にシステムを使える環境づくりに関心を持った」のように、学んだ内容と志望理由をつなげて説明しましょう。
プログラミングであれば作成物や工夫した点、ネットワークであればIPアドレスやDNS、VPNなどをどこまで理解しているかを、誇張せず具体的に伝えます。
未経験の段階では広く浅く学ぶだけでなく、応募先の求人に近い領域を優先し、学習の継続性を示すことが重要です。

  • ITパスポートは、IT全般、セキュリティ、経営・業務の基礎理解を示しやすい資格です
  • 基本情報技術者試験は、アルゴリズム、データベース、ネットワークなどを体系的に学ぶ目標になります
  • Microsoft 365やExcelは、実際に操作した内容や改善した作業を説明できると効果的です
  • PythonやVBAは、定型作業の自動化を意識した学習として情シス業務と結び付けやすいです
  • ネットワークとセキュリティは、用語暗記ではなく仕組みとリスクを説明できる状態を目指します

志望動機・転職理由で聞かれる質問5選|未経験から情シスになるには

志望動機と転職理由に関する質問は、未経験情シスの面接で特に重視されます。
面接官は、応募者が仕事内容を理解せずに「社内SEは働きやすそう」と考えていないか、困難があっても学び続けられるか、自社で長く活躍する意思があるかを確認しています。
回答では、前職で得た経験や問題意識を出発点にして、情シスを志望する理由、応募企業を選んだ理由、入社後の貢献イメージまで一貫させることが大切です。
以下の回答例はそのまま暗記するためのものではなく、自分の経験と応募先の情報に置き換えて活用してください。

質問1:なぜ開発エンジニアではなく情シス・社内SEを志望するのですか?【回答例】

この質問では、開発エンジニアを否定するのではなく、情シスの役割に自分がより強く魅力を感じる理由を伝えます。
「人と関わりたいから」だけでは抽象的なため、社員の業務課題を聞き、導入から運用・改善まで継続して支援できる点に魅力を感じるなど、業務理解を含めて答えましょう。
開発知識も情シスで役立つことを理解し、必要に応じて学ぶ意思を示すと、技術への抵抗感がないことも伝わります。
自分の対人経験や改善経験を、利用者に近い立場で働く情シスの仕事へ結び付けることがポイントです。

回答例:前職では、営業事務として複数部署からの依頼を受け、業務が滞らないよう調整する仕事にやりがいを感じてきました。
そのなかで、入力作業や情報共有の方法に課題があると感じ、Excelの関数や共有ツールを活用して手順を改善した経験があります。
私は、システムを作ること自体だけでなく、利用する方の声を聞き、定着後も改善を重ねて業務を支える仕事に強く魅力を感じています。
そのため、社員に近い立場で課題解決に関われる情シス・社内SEを志望しました。
入社後はITの基礎と業務理解を深め、問い合わせ対応から信頼を得て、将来的には業務改善の提案まで担いたいと考えています。

質問2:未経験なのに情報システムの仕事へ挑戦したい理由は何ですか?【回答例】

未経験からの挑戦理由では、興味を持ったきっかけだけでなく、実際に行動していることを伝える必要があります。
「将来性があると思った」「パソコンが好きだから」といった回答だけでは、仕事への理解や継続性を判断しにくいためです。
前職でITツールにより業務が改善された経験、トラブル対応を任された経験、学習を始めた経緯などを具体的に述べましょう。
さらに、情シスの仕事には地道な運用、手順書作成、利用者対応も含まれることを理解したうえで志望していると伝えれば、現実的な職業理解をアピールできます。

回答例:前職では店舗運営に携わり、予約管理システムや勤怠システムの不具合が起きると、現場の業務が大きく止まることを経験しました。
その際に、本部へ状況を正確に伝え、復旧後にはスタッフ向けの手順を整理したところ、同じ問い合わせが減少しました。
この経験から、IT環境を整えることが現場の働きやすさやお客様へのサービス品質に直結すると実感し、情報システムの仕事を志望しています。
現在はITパスポートの学習に加え、ネットワークとMicrosoft 365の基礎を学んでいます。
未経験だからこそ、まずは問い合わせ対応や端末管理を確実に身に付け、利用者から信頼される担当者を目指します。

質問3:数ある企業のなかで、なぜ当社を志望したのですか?【回答例】

企業別の志望動機では、企業の知名度、福利厚生、未経験歓迎という条件だけに偏らないよう注意が必要です。
応募企業の事業、顧客、成長戦略、IT活用方針、情シス求人の業務内容を調べ、自分が共感した点と貢献できる点を伝えます。
たとえば、複数拠点を持つ企業なら安定したIT環境を支える役割、DXを進める企業なら現場の意見を反映した業務改善への関心を示せます。
公開情報から推測した内容は断定せず、入社後に現場理解を深めながら役立ちたいという姿勢で締めくくると、謙虚で前向きな印象になります。

回答例:貴社を志望した理由は、全国の拠点でサービス品質を高めるために、デジタル活用と業務標準化を進めている点に魅力を感じたためです。
前職では拠点ごとに異なる事務手順を整理し、共有資料を作成したことで、確認作業の時間を削減した経験があります。
この経験から、現場の実情を理解しながら、誰もが使いやすい仕組みを整えることにやりがいを感じています。
貴社の情シス担当として、まずは利用者の問い合わせに丁寧に対応し、各拠点の業務を理解したうえで、安定運用と業務改善に貢献したいと考えています。
求人で拝見したクラウドサービスやセキュリティ分野についても、入社までに学習を進めます。

質問4:転職理由と、前職で感じた課題を教えてください【回答例】

転職理由は、前職や上司への不満を述べる場ではありません。
人間関係、給与、残業などに事情があった場合でも、それだけを前面に出すと、入社後も同様の理由で早期離職するのではないかと懸念されます。
現職で得た経験への感謝を示したうえで、今後伸ばしたい専門性や実現したい仕事とのギャップを、前向きに説明しましょう。
情シスを目指す場合は、業務の非効率やIT活用の余地を感じた経験をきっかけにし、課題を自ら改善しようとした行動まで話すと納得感が高まります。

回答例:現職では営業として顧客支援に携わり、提案力や調整力を身に付けることができました。
一方で、社内では顧客情報の確認や申請手続きに時間がかかる場面があり、ITを通じて多くの社員の働き方を改善する仕事に挑戦したいという思いが強くなりました。
実際に、私自身が利用していた管理表を見直し、入力ルールと集計方法を整えたことで、チーム内の確認時間を減らした経験があります。
今後は、個別の顧客支援で培った相手の要望を引き出す力を生かし、より広い範囲の業務を支える情シスとして専門性を高めたいと考え、転職を決意しました。

質問5:入社後にどのような情シス担当者になりたいですか?【回答例】

入社後の目標を聞かれたら、大きな目標だけでなく、未経験者として最初に取り組むべきことを理解していると示しましょう。
いきなり「DXを主導したい」「セキュリティ責任者になりたい」と話すより、まずは社内システム、業務フロー、利用者の困りごとを把握し、基本業務を正確に行う姿勢を伝えるほうが現実的です。
そのうえで、短期・中期・長期の目標を段階的に説明すると、キャリアへの意欲と定着意欲を両方アピールできます。
応募先の業務内容に合わせて、クラウド運用、セキュリティ、業務改善、ベンダー管理など、目指す専門領域を具体化してください。

回答例:入社後はまず、社内の業務や利用しているシステムを理解し、問い合わせに対して正確かつわかりやすく対応できる担当者になりたいです。
未経験のため、手順書を確認するだけでなく、対応内容を記録し、同じ問い合わせを減らすための改善も意識します。
その後は、Microsoft 365とネットワーク、情報セキュリティの知識を深め、端末やアカウント管理を安心して任せていただける状態を目指します。
将来的には、現場の声をもとに業務フローを改善し、システム導入時には利用者とベンダーの橋渡しができる情シス担当者として貢献したいです。

スキル・経験について聞かれる質問5選|実務未経験を強みに変える回答例

スキル・経験についての質問では、未経験である事実を隠したり、できる範囲を誇張したりしてはいけません。
情シスは社内システムや情報資産を扱うため、知識不足を正直に伝えたうえで、現時点でできること、学んでいること、わからない場合の行動を明確に示す人が信頼されます。
また、IT実務がなくても、問い合わせ対応、正確な事務処理、マニュアル作成、データ集計、改善提案などは情シスで生かせる経験です。
回答は、スキルの名称を羅列するのではなく、学習方法や活用経験、業務で再現できる価値まで具体的に説明しましょう。

質問6:ITスキルやシステムに関する知識はどの程度ありますか?【回答例】

この質問には、知識レベルを過大評価せず、分野ごとにできることと学習中のことを分けて答えます。
たとえば、Excel、OS、クラウドサービス、ネットワーク、セキュリティ、プログラミングについて、使用経験や理解している範囲を具体化すると面接官が判断しやすくなります。
「一通りできます」という曖昧な表現よりも、「Excelでは関数とピボットテーブルを使った集計ができ、ネットワークはIPアドレスとDNSの役割を学習中です」と伝えるほうが誠実です。
最後に、応募先で使われるツールや業務に合わせて優先的に学ぶ意欲を添えましょう。

回答例:実務での情シス経験はありませんが、前職ではExcelを使用し、IF関数、XLOOKUP関数、ピボットテーブルを用いた売上データの集計を行っていました。
現在はITパスポートの学習を通じて、情報セキュリティ、データベース、ネットワークの基礎を学んでいます。
ネットワークについては、IPアドレス、DNS、VPNの基本的な役割を説明できる段階であり、実機操作はこれから経験を積む必要があると認識しています。
求人で拝見したMicrosoft 365の運用にも関心があるため、管理機能やID管理について学習を進めています。
入社後は、担当業務に必要な知識を優先し、手を動かしながら早期に習得します。

質問7:保有資格・資格取得に向けた学習内容を教えてください【回答例】

資格に関する質問では、合格・不合格の結果だけでなく、学習の目的、継続方法、得た知識を説明します。
未経験者にとってITパスポートや基本情報技術者試験は、体系的に学ぶ意欲を示す材料になりますが、資格がないからといって応募を諦める必要はありません。
受験予定日、利用した教材、毎週の学習時間、苦手分野への取り組み方などを話せれば、自己管理力と学習継続力を伝えられます。
なお、履歴書に「取得予定」と書く場合は、単なる希望ではなく、実際に受験申込や学習を進めている事実をもとに記載しましょう。

回答例:現在はITパスポート試験の取得に向けて、平日は毎日1時間、休日は問題演習を中心に学習しています。
学習を始めた当初はネットワークとデータベースの用語理解に苦戦しましたが、図解教材と過去問題を繰り返し、用語同士のつながりを意識して学んでいます。
特に、情報セキュリティは情シスとして社員の情報を守るうえで重要だと感じており、認証、アクセス権限、標的型攻撃などを重点的に確認しています。
試験合格を目的にするだけでなく、入社後の問い合わせ対応やルール説明に生かせる知識として定着させたいです。
その後は、業務に応じて基本情報技術者試験やMicrosoft 365関連の学習も進める予定です。

質問8:PCトラブルや問い合わせ対応をした経験はありますか?【回答例】

PCトラブルへの対応経験は、社内の正式なヘルプデスク担当でなくてもアピールできます。
たとえば、プリンター接続不良、Excelファイルの共有、アカウント利用方法、オンライン会議ツールの設定などについて、周囲から相談を受けた経験があれば整理しておきましょう。
大切なのは、自力で解決したことを強調するより、状況確認、原因の切り分け、必要に応じたエスカレーション、解決後の再発防止をどのように行ったかです。
情シスでは、すべてを即答する力よりも、業務影響を抑えながら正確に解決へ進める姿勢が評価されます。

回答例:前職では、オンライン会議に接続できない、共有フォルダが見つからないといった相談を受けることがありました。
その際は、まず表示されているエラー、利用している端末、ネットワーク接続状況、いつから発生しているかを確認していました。
自分で判断できない内容は、確認した情報を整理して本部の担当者へ連絡し、相手が同じ説明を繰り返さなくてよいように意識しました。
解決後には、操作手順を簡単な資料にまとめて共有した結果、同様の質問が減った経験があります。
情シスでも、利用者の不安を受け止めながら、正確な切り分けと記録を徹底したいと考えています。

質問9:プログラミング・Excel・ネットワークをどのように学びましたか?【回答例】

学習方法を聞く質問は、現在の技術力だけでなく、自ら課題を見つけて学び続ける力を確認する意図があります。
講座を受けた、動画を見たという説明だけで終わらせず、何を作ったか、どんな問題にぶつかったか、どのように調べて解決したかまで話しましょう。
情シスの実務では、未知の製品や社内固有のシステムを扱う機会が多いため、学習の再現性が重要です。
プログラミング経験が少ない場合はExcelやPowerShell、業務ツールの設定学習でも問題ありません。
応募先が求める領域に近い内容を選び、学習した知識を業務効率化や安定運用へ生かす視点を加えてください。

回答例:Excelは前職の集計業務を効率化したいと考え、書籍とオンライン講座で関数、ピボットテーブル、Power Queryを学びました。
学んだ内容を使い、毎月手作業で行っていたデータ整形を見直した結果、集計にかかる時間を短縮できました。
Pythonについては、基礎文法を学んだ後、CSVファイルを読み込み、データを整形する簡単なプログラムを作成しています。
エラーが出た際は、公式ドキュメントや技術記事を確認し、原因を小さく切り分けて試すようにしています。
今後は、貴社の業務で活用されているツールを優先して学び、定型作業の効率化やミスの削減に役立てたいです。

質問10:未経験の業務を任された際、どのように習得しますか?【回答例】

未経験業務の習得方法は、入社後の成長速度や仕事の進め方を判断するための質問です。
「一生懸命頑張ります」だけではなく、情報を集める、実際に試す、確認する、記録する、改善するという具体的な行動の流れを伝えましょう。
情シスでは、誤った設定変更が業務停止や情報漏えいにつながる場合があるため、自己判断で進めすぎない慎重さも必要です。
手順書や過去の対応履歴を確認し、不明点は質問の意図と自分なりの仮説を整理して相談する姿勢を示すと、未経験者でも安心して任せやすい印象につながります。

回答例:未経験の業務を任された場合は、最初に業務の目的、完了条件、影響範囲、期限を確認します。
次に、手順書や過去の対応履歴、社内ルールを確認し、必要な知識を調べたうえで、可能であれば検証環境や小さな範囲で操作を試します。
不明点がある場合は、調べずに質問するのではなく、自分が確認した内容と考えた対応案を整理して相談します。
作業後は、実施内容と注意点を記録し、次回はより正確かつ短時間で対応できるよう振り返ります。
特に権限設定やセキュリティに関わる作業では、必ず確認を取り、独断で変更しないことを徹底します。

適性・働き方について聞かれる質問5選|社内SEとして信頼を得る回答例

情シス・社内SEの面接では、技術知識と同じくらい、利用者やチームから信頼を得られる適性が見られます。
社内のIT環境は多くの社員の業務を支えるため、問い合わせに丁寧に対応する力、優先順位を判断する力、情報を正確に共有する力、緊急時にも落ち着いて行動する力が必要です。
未経験者は過去の職種で経験した接客、調整、事務処理、クレーム対応などを使い、情シス業務でも再現できる行動特性として説明しましょう。
以下の質問では、理想論ではなく、自分が実際に取ってきた行動と、入社後に守りたい対応姿勢を具体的に答えることが重要です。

質問11:社内ユーザーからの要望やクレームにどう対応しますか?【回答例】

情シスには、「PCが使えない」「システムが遅い」「すぐに権限を付与してほしい」といった緊急性や感情を伴う問い合わせが寄せられます。
この質問では、相手の言い分をそのまま受け入れることでも、規則を一方的に押し付けることでもなく、事実確認と共感を両立できるかが見られます。
まずは業務への影響や状況を聞き、対応方針と見通しを伝え、必要なら関係部署や上長へエスカレーションする流れを答えましょう。
セキュリティルールに反する要望については、断るだけでなく、理由と代替案をわかりやすく説明する姿勢が大切です。

回答例:要望やお困りの声をいただいた際は、まず業務に支障が出ていることへのお詫びと、状況を確認することをお伝えします。
そのうえで、いつから発生しているか、どの操作で起きるか、影響を受けている人数や業務を確認し、緊急度を判断します。
すぐに解決できない場合でも、現在の対応状況と次に連絡する目安をお伝えし、利用者が不安なままにならないようにします。
また、セキュリティ上対応できない要望は、単に不可と伝えるのではなく、リスクと代替手段をわかりやすく説明します。
前職の接客経験でも、相手の話を最後まで聞き、事実を整理して対応することを心掛けてきたため、その姿勢を情シスでも生かしたいです。

質問12:複数の案件や問い合わせが重なった場合、どう優先順位を付けますか?【回答例】

複数の依頼が重なったときの優先順位は、先に依頼された順番だけで決められるものではありません。
情シスでは、全社的なシステム障害、情報漏えいのおそれ、重要業務の停止、役員や顧客対応に影響するトラブルなど、影響範囲と緊急度を踏まえて判断します。
面接では、自分だけで抱え込まず、関係者に状況を共有して優先度を調整する姿勢を示しましょう。
また、後回しにする依頼者にも、対応できないまま放置するのではなく、受付完了と対応予定を連絡することが信頼維持につながります。

回答例:複数の問い合わせが重なった場合は、まず情報セキュリティ上のリスク、業務停止の範囲、期限、代替手段の有無を確認して優先順位を付けます。
たとえば、全社員が利用するシステムの障害や不正アクセスのおそれがある事象は、個別の設定依頼より優先して対応します。
判断に迷う場合や影響が大きい場合は、独断で決めず、上長や担当者に状況を共有して優先度を確認します。
すぐに対応できない依頼については、受付したこと、現在の優先状況、回答予定の目安を連絡します。
前職でも締切が重なる際には、影響度を整理して関係者と調整してきたため、情シスでも透明性のある優先順位付けを徹底したいです。

質問13:チームで仕事を進めるうえで重視していることは何ですか?【回答例】

情シスの業務は、同じ部署のメンバーだけでなく、利用部門、経営層、外部ベンダー、監査部門など多くの関係者と進めます。
そのため、個人で技術を追求するだけでなく、目的、進捗、課題、決定事項をわかりやすく共有することが欠かせません。
この質問では、「コミュニケーションを大切にします」と抽象的に答えるのではなく、認識のずれを防ぐために行っている工夫を説明します。
相手の立場やIT知識に応じて言葉を選ぶこと、相談しやすい雰囲気をつくること、ミスや懸念を早めに共有することも、情シスで評価されるチームワークです。

回答例:チームで仕事を進めるうえでは、目的と認識をそろえ、問題を早めに共有することを重視しています。
前職では、部署間で依頼内容の認識が異なり、手戻りが発生した経験がありました。
そのため、口頭の依頼でも期限、担当、完了条件を文章で確認し、進捗や懸念があれば早い段階で共有するようにしました。
情シスでも、専門用語をそのまま使わず、利用部門には業務への影響や対応手順をわかりやすく説明することを意識したいです。
また、自分だけで解決しようとせず、セキュリティや障害対応など影響の大きい内容は、速やかにチームへ相談して安全な対応につなげます。

質問14:残業・休日対応・緊急障害への対応についてどう考えますか?【回答例】

情シスでは、通常は計画的に働ける企業であっても、大規模障害、セキュリティインシデント、システム更新などで時間外や休日の対応が発生する場合があります。
この質問には、何でも対応できると無理に約束するのではなく、緊急時に責任を持って協力する姿勢と、平時から障害を減らす意識をバランスよく伝えましょう。
求人票や面接で待機当番、休日作業、代休、連絡方法を確認することは、条件へのこだわりではなく、働き方を正しく理解するために必要です。
業務の安定運用を優先しつつ、チームのルールに沿って持続的に働く考えを示すことが好印象につながります。

回答例:情シスは社内業務を支える役割であるため、重大な障害やセキュリティ上の緊急事態では、必要に応じて時間外や休日の対応が発生することを理解しています。
そのような際は、チームの連絡体制や手順に従い、責任を持って対応に協力したいと考えています。
一方で、緊急対応を常態化させないためには、手順書の整備、監視、定期的な見直し、対応内容の記録が重要だと考えます。
入社後は、障害時の連絡フローや待機当番の運用を早期に理解し、平時の予防と改善にも取り組みたいです。
面接では、実際の対応頻度や体制についても確認し、長期的に責任を持って働けるようにしたいと考えています。

質問15:30代・第二新卒など、未経験から転職する不安をどう乗り越えますか?【回答例】

年齢や社会人経験に関する不安を問われた場合は、不安がないふりをする必要はありません。
重要なのは、未経験であることを冷静に認識し、その差を埋めるためにどのような行動を取り、前職経験をどのように生かすかを伝えることです。
第二新卒なら吸収力や柔軟性、30代以降なら業務経験、責任感、調整力、自己管理力など、それぞれに強みがあります。
年齢を理由に受け身になるのではなく、早期に基本業務を習得し、周囲から信頼されるための具体的な計画を説明しましょう。
なお、年齢だけで採用可能性を判断せず、求人の必須条件、教育体制、求める人物像との一致を確認して応募先を選ぶことも大切です。

回答例:未経験分野への転職には学ぶべきことが多いと認識しており、不安がまったくないわけではありません。
しかし、前職で新しい業務や制度が導入された際には、自ら手順を確認し、周囲に共有しながら習得してきました。
現在も、毎日のIT学習を継続し、資格学習やExcel、ネットワークの基礎に取り組んでいます。
30代として、これまで培った顧客対応力、期限管理、関係者との調整力は、社内ユーザーを支える情シスでも生かせると考えています。
入社後は年齢に関係なく素直に質問し、記録と復習を徹底して、まずは任された基本業務を確実に遂行できる状態を早期につくります。

面接官に好印象を残す逆質問|情シスの求人で確認したいこと

逆質問は、面接の最後に疑問を解消する時間であると同時に、応募者の理解度や入社意欲を伝える機会です。
未経験情シスの面接では、研修や担当業務について質問することで、受け身ではなく早期に戦力になるための準備を考えている姿勢を示せます。
ただし、求人票や会社サイトに明記されている内容をそのまま質問したり、給与や休日だけを最初に尋ねたりすると、企業研究が不足している印象になることがあります。
調べてもわからない点を中心に、入社後の活躍、組織の課題、働き方の実態を確認する質問を用意しましょう。
面接中に説明された内容を踏まえて質問を変えると、話をしっかり聞いていることも伝わります。

入社後の研修・OJT・資格取得支援について聞く逆質問

未経験者が研修やOJTについて質問することは、教育を受け身で期待しているのではなく、入社後に必要な能力を把握し、早く仕事に慣れたいという意欲の表れになります。
質問する際は、「研修はありますか」とだけ聞くのではなく、独り立ちまでの流れ、最初に任される業務、相談できる体制、推奨される学習領域を具体的に確認しましょう。
資格取得支援についても、制度の有無だけではなく、実務で特に役立つ資格や、現在の担当者がどのように知識を習得しているかを聞くと有益です。
回答から教育の手厚さだけでなく、未経験者に任せる範囲や、主体的な学習がどの程度求められるかも判断できます。

  • 未経験で入社した場合、最初の3か月から半年ではどのような業務を担当することが多いでしょうか。
  • 業務を習得する際のOJT担当者や、質問・相談を行うための体制について教えていただけますか。
  • 早期に活躍されている方に共通する知識、行動、学習姿勢があれば教えてください。
  • 御社の情シス業務で特に役立つ資格や、入社前に学んでおくとよい分野はありますか。

システム運用・開発・セキュリティの担当範囲を確認する逆質問

「情シス」「社内SE」という求人名でも、実際の担当領域は企業によって大きく異なります。
ヘルプデスクや端末管理が中心の企業もあれば、基幹システムの企画、ベンダーコントロール、クラウド移行、セキュリティ監査まで幅広く担う企業もあります。
入社後のミスマッチを防ぐため、現在のチーム構成、業務分担、内製と外注の割合、直近のプロジェクト、未経験者が関わる可能性のある領域を確認しましょう。
質問の目的は仕事内容を選り好みすることではなく、求められる役割を理解し、入社後にどのように貢献できるかを具体化することです。

  • 現在の情報システム部門では、ヘルプデスク、インフラ、業務システム、セキュリティをどのように分担されていますか。
  • システムの開発や改修は内製と外部ベンダーのどちらが中心でしょうか。
  • 今後予定されているシステム導入、クラウド移行、セキュリティ強化のテーマがあれば教えてください。
  • 今回入社する者には、入社後どの領域から経験を積むことを期待されていますか。

残業時間・在宅勤務・転勤など、長く働くための条件を確認する逆質問

残業、在宅勤務、転勤、休日対応などの条件確認は、長く働くために必要な質問です。
ただし、面接の初期段階で条件だけを並べると、仕事内容より待遇を優先している印象を与えることがあります。
まず業務内容や貢献意欲に関する質問を行い、そのうえで、働き方に直結する項目を具体的かつ丁寧に確認しましょう。
情シスの場合は、通常時の残業時間だけでなく、障害時の連絡体制、休日作業の頻度、代休取得、在宅勤務時に可能な業務範囲も重要です。
回答が曖昧な企業では、選考の次の段階や内定前に再確認し、入社後の認識違いを防いでください。

  • 通常期とシステム更新期では、チームの残業時間や業務量にどのような違いがありますか。
  • 障害発生時の夜間・休日対応は、どのような連絡体制と当番制で運用されていますか。
  • 休日対応が発生した場合の代休取得や、チーム内のフォロー体制について教えてください。
  • 在宅勤務が可能な場合、情シス担当者はどのような業務で活用されていますか。
  • 将来的な転勤や拠点異動の可能性、情シス部門におけるキャリアパスを教えてください。

未経験情シスの面接で落ちる回答と通過率を上げる伝え方

未経験情シスの面接では、経験不足そのものが不採用の理由になるとは限りません。
一方で、仕事内容への理解が浅い回答、受け身な姿勢、根拠のない自己評価、前職への不満だけを語る回答は、入社後の活躍をイメージしにくいため評価を下げやすくなります。
通過率を上げるには、未経験であることを正直に認めながらも、すでに行っている学習、前職で培った再現性のある強み、入社後に取る行動を具体的に示すことが大切です。
面接官が確認したいのは完璧な知識ではなく、社内のIT環境を任せるに値する誠実さ、問題解決力、成長意欲があるかどうかです。

「楽そう」「残業が少なそう」だけの志望動機が評価されにくい理由

情シスや社内SEは、客先常駐がないことや働き方が安定しやすいイメージから志望されることがあります。
しかし、「残業が少なそう」「社内の人だけを相手にできて楽そう」といった理由だけでは、業務の大変さを理解していないと受け取られるおそれがあります。
実際には、障害対応、セキュリティ事故への備え、システム更新、利用者からの急な問い合わせなど、責任と緊急性を伴う業務もあります。
働き方を重視すること自体は悪くありませんが、まずは仕事の意義や自分が貢献したい内容を語り、その後に長期就業の観点から条件を確認する順序を意識しましょう。

評価されにくい伝え方評価されやすい伝え方
残業が少なそうなので志望しました安定した環境で専門性を高め、社員の業務を継続的に支えたいと考えました
社内の人だけが相手なので楽だと思いました利用者に近い立場で課題を把握し、運用から改善まで関わりたいと考えました
未経験歓迎だったので応募しました研修と担当業務を確認し、これまでの経験と学習を生かせると考え応募しました
PCが好きなので何でもできますPC操作への関心を起点に学習を続け、確認と記録を徹底して業務を習得します

経験不足を言い訳にせず、学習意欲と問題解決力を具体的に示す方法

未経験者が避けたいのは、「未経験なのでわかりません」「入社してから教えてもらえればできます」と受け身に聞こえる回答です。
もちろん、経験していない業務をできると偽る必要はありません。
大切なのは、現時点で不足している知識を把握し、その不足を埋めるために何をしているか、入社後にどのように習得するかを具体的に伝えることです。
前職で初めて担当した仕事を覚えた経験、業務上の不具合を調べて改善した経験、資格やツールの学習を継続した事実は、問題解決力の根拠になります。
数値、期間、作成物、周囲への効果を加えると、学習意欲が単なる気持ちではなく行動として伝わります。

  • 不足している知識を認識し、現在学習しているテーマと学習時間を伝える
  • わからないことを調べ、仮説を立て、必要に応じて相談した経験を話す
  • Excel改善、マニュアル作成、問い合わせ対応など、前職での具体的な行動を示す
  • 解決後に記録や共有を行い、再発防止やチームへの貢献につなげた点を伝える
  • 入社後の最初の目標を、問い合わせ対応や端末管理など現実的な業務から説明する

結論・根拠・行動・成果で伝える、わかりやすい回答の型

面接で回答が長くなったり、何を伝えたいのかわからなくなったりする場合は、結論・根拠・行動・成果の順番で話す型を使いましょう。
最初に質問への答えを簡潔に述べ、その理由となる経験を説明し、実際に取った行動と結果で裏付けます。
未経験情シスの面接では、成果が大きな売上や表彰でなくても問題ありません。
問い合わせの件数が減った、作業時間を短縮した、ミスを防げた、関係者と円滑に進められたなど、業務への良い影響を具体的に話すことが重要です。
一つの回答はおおむね1分から2分を目安にし、詳しく聞かれたときに補足できるよう準備してください。

回答の要素伝える内容質問11への当てはめ例
結論質問に対する自分の考えを最初に述べるまず状況を聞き、業務影響に応じて対応します
根拠その考えに至った経験や背景を説明する前職で急な問い合わせを受けた経験があります
行動自分が実際に取った具体的な行動を話すエラー内容と期限を確認し、担当者へ整理して共有しました
成果結果と、そこから得た学びを伝える解決後に手順を共有し、同様の質問を減らせました

未経験から情シス転職を成功させるために|面接後の行動チェックリスト

面接は、終わった時点で対策を終えるものではありません。
質問内容や自分の回答を振り返り、応募企業との相性を確認し、次の選考に向けて履歴書・職務経歴書・自己PRを改善することで、未経験からの情シス転職の成功率を高められます。
特に未経験者は、応募先ごとに求められる業務範囲が異なるため、同じ書類と志望動機を使い回さないことが重要です。
また、内定を急ぐあまり、教育体制や担当範囲、緊急対応の実態を確認せずに入社すると、ミスマッチにつながる可能性があります。
面接後の行動を次の応募へ生かし、自分に合う環境を慎重に選びましょう。

面接直後に振り返るべき質問・回答・企業とのミスマッチ

面接が終わったら、記憶が新しいうちに、面接官から聞かれた質問、自分の回答、うまく伝えられなかった点を書き出しましょう。
想定外の質問は、次回も聞かれる可能性があるため、回答の結論と具体例を整理しておくと効果的です。
同時に、面接官の説明から感じた業務量、チームの雰囲気、教育体制、残業や休日対応の実態も記録します。
「採用されるか」だけでなく、「自分がその環境で成長し、無理なく働き続けられるか」という視点で振り返ることが大切です。
違和感があった点は放置せず、次回面接やオファー面談で確認する質問として準備してください。

  • 聞かれた質問と、自分の回答をできるだけ具体的に記録する
  • 詰まった質問について、結論・根拠・行動・成果の型で回答を作り直す
  • 面接官から説明された担当業務、利用ツール、組織体制を整理する
  • 研修、評価、残業、休日対応、在宅勤務などで不明な点を洗い出す
  • 仕事内容、働き方、価値観に対して感じた期待と違和感を言語化する

応募先に合わせて履歴書・職務経歴書・自己PRを改善する

未経験から情シスを目指す場合、職務経歴書は前職の職種名や業務内容を並べるだけでは不十分です。
応募先の求人で求められている要素を確認し、前職経験のなかから、問い合わせ対応、調整、データ管理、改善、マニュアル作成、情報管理などに関する実績を選んで強調しましょう。
履歴書の志望動機も、企業ごとの事業や情シスの担当範囲に合わせて書き分ける必要があります。
資格や学習中の内容は、取得日や受験予定だけでなく、どの業務で生かせると考えているかを自己PRに加えると効果的です。
面接で受けた質問をもとに書類を更新すれば、書類と口頭説明の一貫性も高まります。

書類改善するポイント記載の例
履歴書の志望動機応募企業の事業と情シスの役割に合わせる現場の業務を支え、IT活用による効率化に貢献したい
職務経歴書ITに近い経験を具体的な行動と成果で示す集計手順を見直し、月次作業時間を削減した
自己PR対人対応力、学習力、正確性を情シス業務につなげる問い合わせ内容を整理し、わかりやすい手順書を作成した
資格・学習欄学習中の内容と実務への意欲を補足する情報セキュリティとネットワーク基礎を継続学習中

未経験歓迎の社内SE・情シス求人を比較し、自分に合う企業を選ぶ

未経験歓迎の求人を比較するときは、給与や休日数だけでなく、入社後にどのような経験を積めるかを確認してください。
同じ「社内SE・情シス」でも、ヘルプデスク中心の求人、インフラ運用中心の求人、業務システムの企画・改善中心の求人では、身に付くスキルと働き方が異なります。
未経験者は、教育体制、チーム人数、質問しやすさ、担当範囲の明確さ、段階的に任せてもらえる環境を重視すると、成長しやすいでしょう。
一方で、少人数の情シスは幅広い経験を積める魅力がある反面、自己学習や主体的な対応がより求められる場合があります。
複数社を比較し、自分の現在のスキル、将来のキャリア、生活との両立に合う企業を選ぶことが、転職成功への近道です。

比較項目確認する内容未経験者が見るべきポイント
業務範囲ヘルプデスク、インフラ、開発、セキュリティの割合最初に任される業務と将来的に広げられる領域を確認する
教育体制研修、OJT、手順書、質問できる担当者の有無独り立ちまでの支援と主体学習のバランスを見る
組織体制情シスの人数、年齢構成、外部ベンダーとの役割分担一人に負荷が集中していないか、相談先があるかを確認する
働き方残業、休日対応、待機当番、在宅勤務、転勤通常時だけでなく障害時や繁忙期の実態を確認する
キャリア業務改善、クラウド、セキュリティ、マネジメントへの展望入社後に身に付けたい専門性と一致するかを判断する

未経験から情シスへ転職するためには、ITの基礎知識に加え、社内ユーザーを支える姿勢と、自ら学び続ける行動を面接で示すことが重要です。
回答例を自分の経験に置き換え、求人ごとの業務内容に合わせて志望動機と自己PRを整えましょう。
面接は企業に評価される場であると同時に、自分に合う職場かを見極める場でもあります。
十分な準備と振り返りを重ね、未経験という立場を成長意欲と行動力という強みに変えてください。

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